こっここか

前回の続きですぁんあっ

紅茶ができたから、瑠璃のところへ持っていった
「瑠璃ー、紅茶出来たよー」
瑠璃はすっかり泣き止んでいた が、とても暗い
「何かジャスミンみたいな香りしない?」
俺はテーブルに紅茶を置く
「・・・な・・」「え?」
「いらない・・・」「え、でもせっかく作ったし」
「いらないって言ってるでしょう!?」
瑠璃は行き成り紅茶を払いのけた
「えっ・・・」
「人の気も知らないでよくもまぁこんなもの出せるよね!!」
「え、ええっと・・・」
「この花のほうが・・・ビビのほうが大事ならさっさとビビと
くっつけば!?」
瑠璃は紅茶のポットを掴み、俺に紅茶をかけようとしてきた
しかし運よく瑠璃の手がすべり、ポットは床に転げ落ちた
紅茶がこぼれ、部屋中にジャスミンのような香りが広がった
「・・・・」しばらくの沈黙の後、瑠璃は部屋から出て行った
俺はとてつもないスピードで心拍を打っていた
いけない、こんなに心拍を打ってはまた・・・
深く息を吸い、感情を殺した 怖い感情を
一体何なんだろう・・・瑠璃が行き成り怒ることなんて
今まで一度も無かったのに・・・
ていうか、くっつくって?花が大事って?
俺は少しイラついた
何一つ状況を把握できない行き成りの出来事に戸惑っているのか?
ここは一つ、青海さんに相談してみるかな・・・

「青海さん、いる?」俺は海空の家のインターホンを押した
「あ、光一 今父さんは海の中だよ」「え、海・・・」
「なんか一人になりたいらしいよ」「そっか」
何で海の中にいるかって言うと、満潮の血を引き継ぐものは皆、
水中でも息ができるらしい
「父さんに何か用事でもあったの?」
海空は台所から青い液体を持ってきた
ソーダ・・・ゼリーかな?このゼリー中毒者め・・・
「いや、ちょっと瑠璃のことでね」
「瑠璃がどうかしたの!?まさかまた変な男が!?」
やっぱり女性安全協会の人間となると、女性のことが心配で
仕方ないんだな・・・
「いや、違うんだ・・・瑠璃が今ちょっと情緒不安定でね」
「え、どんな感じに?」
「いきなり泣き出したり、怒り出したりしてね・・・」
「何かあったの?心当たりは?」
「それが・・・まったく分からないんだ」
「そうなのかぁ・・・じゃあ、その時の状況とか説明して!」

今回はここまで!( ´∀`)